マンション向けの電力販売を手がけるレジルは25日、住宅内に設置した蓄電池を自動で制御するシステムの運用を始めたと発表した。人工知能(AI)がマンション内の消費電力動向や電力の市場価格推移などを学習し、蓄電池の充放電を指示する。地域の電力需要を見極め、余剰電力を販売するなどして収益化する。

レジルはマンション向けに蓄電池や太陽光パネルを設置して停電に備える防災サービスを提供している。12月から同サービスを導入している首都圏や関西のマンション3棟で運用を始めた。

導入件数が増えれば、複数の住居に設置した蓄電池を束ねて制御する「仮想発電所(VPP)」サービスとして事業化する。AIが日本卸電力取引所(JPEX)や需給調整市場の価格を学習し、どのタイミングで充放電すれば収益を最大化できるかといった計画を立案する。

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