GENDAは24日、外貨両替機の設置・運営を手掛けるアクトプロ(東京・港)を買収し、完全子会社化すると発表した。アクトプロの発行済み株式の29%を15億円で取得するほか、残りは株式交換で取得する。株式の取得は2025年3月3日を予定する。外貨両替機事業以外のコールセンター事業などは、株式取得前に立ち上げる新会社が引き継ぐ。
アクトプロは10年の設立で、24年6月期の外貨両替機事業の売上高は16億円。世界12カ国・地域の通貨に対応した外貨両替機「SMART EXCHANGE」を、全国650カ所以上に設置している。GENDAが展開するゲームセンター「GiGO」は、日本アニメの人気の高まりなどからインバウンド(訪日客)の需要が増えており、相乗効果が見込めると判断した。
GENDAは24日、阪和興業子会社でアミューズメント施設の運営を手掛けるハローズ(東京・中央)を買収すると発表した。取得額は非公表。25年3月1日に発行済みの全株式を取得する。GENDAが運営する「GiGO」のノウハウや調達の共通化によるコスト削減、景品の強化を通じて収益性を高める。
ハローズはアミューズメント施設「ハローズガーデン」などを全国で53店舗、無人のゲームセンター「ミニロケ」を63カ所展開している。24年3月期の売上高は57億円。
【関連記事】
- ・アミューズメント、真冬がアツい 推し活・訪日客つかむ
- ・GENDA営業益3割増、ゲーセン・カラオケ好調 2〜10月
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。