このうちサントリーは24日、都内で会見を開き、ノンアルコール飲料の商品開発やマーケティングなどを、横断的に行う部署を来月設立すると明らかにしました。

国内のノンアルコール市場は、健康志向の高まりなどを背景に拡大していて、会社の試算ではことし、販売金額ベースで前の年に比べて10%増える見通しです。

これまで会社では、ビールやワインといった、カテゴリーごとにノンアルコール飲料の開発担当者を配置していましたが、新たな部署に集約することで、商品のラインナップを大幅に拡充するなどして、売り上げを前の年に比べて14%拡大させる計画です。

ビール本部長の多田寅さんは「健康志向の高まりを背景に消費者のニーズが多様化している。消費者ニーズの変化のスピードについていけるよう新たな提案をしていきたい」と話していました。

このほかにもアサヒビールが、主な酒類に占めるノンアルコールや低アルコール飲料の販売量の比率を、来年までに20%に引き上げる目標を設定していて、各社の間で開発を強化する動きが活発になっています。

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