森トラストは23日、長野県軽井沢町に本店を構える老舗ベーカリー「ブランジェ浅野屋」を運営する浅野屋(東京・板橋)がグループ傘下に入ると発表した。子会社の万平ホテルが浅野屋の全株式を取得する。軽井沢にある万平ホテルのノウハウをいかして浅野屋でイートイン店を増やすなどカフェ業態を強化するほか、浅野屋が万平ホテルの土産開発に関わることも想定する。
同日、株式譲渡契約を結び2025年1月31日付けで浅野屋は森トラストグループに入る予定。グループ入りに合わせ、浅野屋に取締役も派遣する。
グループ全体としても浅野屋の技術を取り入れ、全国のホテルでパンの商品力を強化する。
1933年に東京都で創業した浅野屋は40年代に避暑で訪れる外国人外交官などの要望を受けて軽井沢町に出店した。現在、軽井沢町に3店舗、東京都と神奈川県、埼玉県で約20店舗を運営している。
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