電気代の高騰により、省エネ性能に優れるエアコン機種の出荷が好調だった

日本電機工業会(JEMA)は23日、11月の白物家電の国内出荷額が前年同月比1.4%増の2052億円だったと発表した。2カ月連続のプラスとなった。全体の出荷額をけん引するエアコンや洗濯機が好調だったことが寄与した。

製品別にみると、エアコンの出荷額が前年同月比7%増の523億円、出荷台数は同8.1%増の52万4000台でそれぞれ2カ月連続のプラスだった。三菱電機は「電気代の高騰を受け、省エネ性能に優れるエアコンが好調に推移している」という。

洗濯機の出荷額は同5.4%増の340億円で4カ月ぶりにプラスに転じた。東芝や日立製作所などが新型のドラム式洗濯乾燥機を発売したこともあり、出荷が伸びた。洗濯から乾燥までこなせるドラム式洗濯乾燥機が家事の負担を減らしたい層を中心に伸びており、出荷額のうち5割を占めている。

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