ホンダと日産自動車は経営統合に向けた協議を進めていて、関係者によりますと、持ち株会社を設立したうえで、それぞれの会社を傘下におさめる形で統合する方向で検討しています。

これについて武藤経済産業大臣は、20日の閣議のあとの会見で「個別企業の経営に関する話なのでコメントは差し控えたいが、一般論として競争力強化に向けて企業間で協力が進められることを前向きに捉えてもよい」と述べました。

そのうえで「事業再編も一般論で言うと企業価値向上やイノベーション創出のための1つの有効な手段だ。経済産業省としてもさまざまな支援策を講じている」と述べ、競争力の強化に向けた事業再編を後押ししていく考えを示しました。

両社は来週にも基本合意書を締結し具体的な交渉に入る見通しで、日産が筆頭株主になっている三菱自動車工業の合流も視野に協議が進められています。

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