18日のニューヨーク市場では、FRBがこの日までの2日間にわたって開いた金融政策を決める会合を受けて、来年の利下げのペースは従来の想定よりも緩やかになるという見通しを示したことなどから、主要な3つの株価指数が下落しました。

この流れを受けて19日の東京市場では取り引き開始直後から売り注文が広がり、日経平均株価は一時、700円以上値下がりしました。

ただ、その後は値下がりした銘柄を買い戻す動きも出て、値下がり幅は縮小しました。

▼日経平均株価、午前の終値はきのうの終値より373円33銭、安い、3万8708円38銭。

▼東証株価指数、トピックスは13.34、下がって、2706.53。

▼午前の出来高は、12億1629万株でした。

市場関係者は、「アメリカの利下げのペースが従来の見通しより緩やかになることで、投資家の間では、アメリカ経済の先行きや企業業績に対する影響への警戒感が高まっている。午後は日銀の金融政策決定会合を受けた為替相場の反応をにらみながらの取り引きになるだろう」と話しています。

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