アサヒ飲料と京王電鉄は鉄道路線の電気配線用ケーブルを保護する管「ケーブルトラフ」を共同開発したと発表した。自動販売機に取り付け空気中の二酸化炭素(CO2)を吸着する特殊な素材を使った。吸収素材をケーブルトラフへ利用するのは国内で初めて。環境配慮姿勢をアピールする。
18日から京王線内の鉄道施設で利用を始めた。京王線の新宿駅と府中駅などに設置した自販機の吸収素材を使う。原料の一部に配合することで、1立方メートルあたり約28キログラムのCO2排出を減らせる。
アサヒ飲料は周囲のCO2を吸収する自販機「CO2を食べる自販機」の設置を2023年6月から進めている。1台あたり約20本分のスギの木に相当するCO2を吸収できる。24年5月には吸収材を道路舗装用の材料に配合する実証実験も行った。
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