サッポロホールディングスは、18日に都内で会見を開き、尾賀真城社長の後任として、時松浩常務を社長に昇格させることを決めたと発表しました。

時松氏は、大分県出身の62歳。

1991年に旧サッポロビールに入社し、2023年1月から傘下の食品メーカーの社長を務めています。

2025年3月の株主総会を経て正式に就任する見通しで、社長の交代は、およそ8年ぶりとなります。

これに伴って、尾賀社長は特別顧問に就くということです。

会社の事業をめぐっては、グループの不動産会社が所有する東京 恵比寿の「恵比寿ガーデンプレイス」などについて、大株主の投資ファンドから事業を見直し、ビール事業の収益性を高めるべきだという指摘を受けています。

これについて、不動産事業のトップを務めた経験もある時松氏は、会見で「酒類の事業の成長のために外部資本の導入は進めなければいけないが、『恵比寿』という土地は、ビール事業とのシナジーもあるので、バランスをとりながら進めていきたい」と述べました。

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