三菱UFJ銀行では、練馬支店や玉川支店で支店長代理などの管理職の立場にあった40代の女性行員が4年半にわたって支店の貸金庫を無断で開け、中に入っていた10数億円相当の金品を盗み取っていたことが明らかになりました。
この行員は顧客に渡している鍵のスペアキー=予備鍵を不正に使っていて、三菱UFJ銀行は今月16日の会見で、鍵の管理に不備があったと認めました。
これを受けて、業界団体の全国銀行協会は金融機関の信用にかかわる重大な問題だとして、近く、加盟する銀行に対して貸金庫の管理体制を改めて点検し、強化するよう通達を出す方針を固めました。
合わせて、行員に対して法令の順守を改めて徹底するよう要請することにしています。
貴重品を厳重に保管する貸金庫サービスは多くの銀行で提供されていますが、銀行や支店ごとに鍵の管理方法などが異なっているとみられていて、セキュリティーの水準を底上げできるかが課題です。
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