「富士ソフト」をめぐっては、アメリカの2つの投資ファンド「KKR」と「ベインキャピタル」がともに会社の非上場化を目指し、買収を提案しています。
KKRは1株当たり9451円で2回目のTOB=株式の公開買い付けを進めていますが、ベインもこれに対抗する形でKKRを上回る1株当たり9600円でTOBを開始するとしていました。
このうちベインはTOBにあたって会社から賛同を得ることを条件としていましたが、18日、この条件を放棄し、早ければ来月下旬からTOBに踏み切る意向を明らかにしました。
富士ソフトが17日の取締役会でベインの提案に反対を表明したことを受けた対応で、事実上の同意なき買収になります。
2つのファンドによる異例の争奪戦は一段と激しさを増していて、株主の判断が注目されます。
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