フリマアプリのメルカリは17日、中古車の検査や配送を手掛ける専門業者のゼロと業務提携したと発表した。書類手続きや検査・配送をゼロが代行するサービス「おまかせクルマ取引」を同日から始めた。中古車を取引しやすくし流通の底上げにつなげる。
まず東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、宮城県、愛知県、大阪府、福岡県の1都1府6県から出品された車を対象とする。購入は離島などを除く日本の全地域から可能だ。これまでのメルカリ上の中古車取引では出品者と購入者が実名で取引する必要があったが、新サービスは匿名で取引できる。
出品者は「自動車本体(おまかせクルマ取引)」の分類を選んでメルカリ上に出品し、商品が売れると必要書類を添付してゼロへ引き渡す。ゼロが車の状態の検査や名義変更を代行した後に購入者へ車を届ける。販売価格にはサービス利用料21万円が含まれる。
購入者は名義変更に必要な書類をゼロに送り、車の検査や名義変更手続きを終えたら納車日時を指定する。ゼロから車を受け取ったら取引を終える。取引を終えるまでには1カ月程度かかる。メルカリは車の本体価格の10%を販売手数料として出品者から徴収する。
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