オフィス仲介大手の三鬼商事が発表した11月の福岡ビジネス地区(天神など)のオフィス空室率は前月比0.31ポイント低下の4.77%となった。低下は4カ月連続。供給過剰の目安となる5%を2023年1月以来、22カ月ぶりに下回った。拡張移転などに伴う成約が見られたことで低下した。
1坪(約3.3平方メートル)当たりの平均賃料は前月比30円上昇の1万1812円だった。エリア別では博多駅前地区で、建て替えが予定されているビルからの移転などがあり0.29ポイント低下の3.16%となった。
オフィス仲介大手の三幸エステートが発表した福岡市全体の11月のオフィス空室率は前月比0.19ポイント低下の4.26%だった。平均賃料は1坪当たり1万5281円と前月比32円上がった。
エリア別の空室率は天神エリアで0.6ポイント低下の5.0%、博多駅前エリアでは0.2ポイント上昇の3.0%だった。
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