中外製薬は皮膚病治療薬の日本と台湾以外での開発・販売権をガルデルマに譲渡している

中外製薬は16日、同社の皮膚病治療薬「ネモリズマブ」について、米欧などでの開発・販売権を持つスイスの製薬企業ガルデルマが、米食品医薬品局(FDA)からアトピー性皮膚炎向けに承認を得たと発表した。欧州で新薬認可を判断する欧州医薬品庁(EMA)の評価委員会からもアトピー性皮膚炎向けなどで承認勧告を受領したと明らかにした。

ガルデルマは皮膚領域に特化する製薬企業。日本と台湾を除く全世界でのネモリズマブの開発・販売権を2016年に取得していた。

ネモリズマブは皮膚病「結節性痒疹(ようしん)」向けにも米国で承認されている。日本では「ミチーガ」の製品名で皮膚薬大手のマルホ(大阪市)が販売している。

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