サントリーが米国で発売する「MARU-HI(マルハイ)」。モルトを発酵してつくる醸造酒をベースにしている

サントリーホールディングス(HD)は12日、モルトを使った低アルコール飲料(RTD、レディー・トゥー・ドリンク)を2025年1月に発売すると発表した。米国限定発売で、カリフォルニア州で先行して取り扱う。若年層をターゲットとし、日本風の名称やロゴを採用した。

名称は「MARU-HI(マルハイ)」。かんきつ系のすっきりとした味わいで、モルトを発酵してつくる醸造酒をベースにした。2026年度内に販売する州を増やす。

23年にも主力の缶チューハイ「―(マイナス)196」のテスト販売を米国で実施した。売れ行きが好調だったことから、24年2月には34州に展開しており、25年中に50州に広げる。

サントリーHDは強みのRTDを米国事業の柱に育てる考えだ。新浪剛史社長は「特にZ世代やミレニアルの若い人たちにどう届けるかを工夫する必要がある」と述べた。

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