日本生命保険は11日、米国や英国、オーストラリアで保険契約の買い取り事業を展開する米系生保「レゾリューションライフ」を約82億ドル(約1兆2000億円)で買収すると発表した。現在23%を出資しているが、完全子会社化する。損害保険を含む国内保険業界で過去最大の買収案件となる。少子高齢化で国内生保市場が縮小に向かう中、安定的な成長が期待できる米国など海外事業を拡大し、収益基盤を強化する。
レゾリューションは他の保険会社から契約を買い取り、資産運用で収益を得る「既契約受託事業」を手掛ける。日本生命は2019年からレゾリューションに段階的に出資。今回、米投資ファンドなどから残りのすべての株式を買い取り、25年下半期に完全子会社化する。
日本生命本店=大阪市中央区
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