日本生命は11日、バミューダ諸島に本社があり欧米やオーストラリアで保険事業を展開している「レゾリューションライフ」を買収することで合意したと発表しました。

すでに、およそ23%の株式を保有していますが、完全子会社化に向けて、およそ82億ドル、日本円でおよそ1兆2000億円で、すべての株式を取得するということです。

日本の保険会社による買収としては最大規模で、2025年7月から12月をめどに手続きを完了させる計画です。

会社は12月に、アメリカの別の保険会社に日本円でおよそ5800億円の出資をしたばかりで、今回の買収もあわせて海外事業での収益拡大を図るねらいがあります。

会社の年間の基礎利益に占める海外事業の割合は、2023年度は4%でしたが、今回の買収完了後には20%まで増えると見込んでいます。

生命保険業界では、明治安田生命がことし8月に、アメリカの生命保険会社をおよそ3000億円で買収することで合意するなど、人口減少によって国内市場の縮小が見込まれる中、巨額の資金を投じて外資を買収する動きが相次いでいます。

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