八戸港では近年、主要なイカやサバなどの水揚げの不振が続いていて、八戸市の「八戸みなと漁協」と「市川漁協」などでは新たにカキの養殖に取り組もうと、養殖試験に向けた準備を進めてきました。
今月、徳島県から「種苗」と呼ばれるカキの稚貝、およそ3000個が届き、10日、2つの漁協の関係者などが稚貝が入った養殖用のかごをボートに乗せて、港からおよそ1キロ離れた沖合に向かいました。
そして、かごをブイのついたロープにつないで海面から1メートルほどの深さになるように沈め、養殖試験を本格的にスタートさせました。
漁協などによりますと、今後は月に1回程度、成育状況を確認していくということです。
八戸市水産事務所の茨島隆所長は「順調に成長していけば1年から1年半後に出荷できると考えています。八戸のカキとしてブランド化が進んでいけばいいなと思います」と話していました。
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