アートや音楽などのイベントを開き、街の交流拠点となる新ビル「銀座ソニーパーク」(東京都中央区)

ソニーグループは10日、東京・銀座のシンボルの一つとして親しまれたソニービルの跡地に建設した新しいビル「Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)」を2025年1月26日に開業すると発表した。ビル内でアートや音楽などのイベントを開いて人を呼び込み、街の交流拠点にする。

ソニービルは「街に開かれた施設」をコンセプトとして1966年に開業したショールームビルだ。17年に閉館し、建て替えプロジェクトとして解体途中の期間を公園として活用していた。

新たに開業するビルは地上5階、地下4階建て。銀座の標準的な建物の半分ほどの高さに設計するなど上空の余白を意識した。入場は無料で、運営会社のソニー企業(東京・中央)は出展企業・団体から受け取るスペース料や広告料で運営費をまかなう。

ビル内にはソニー製品の販売スペースは設けない。ブランドを前面に打ち出すことはしない。ソニー企業の永野大輔社長は「ここでしかできないことをやっていればユニークさにつながり、それがソニーのブランド価値につながる」として立地や建物の構造を生かした展示を開催していく考えだ。

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