水産庁は9日、太平洋クロマグロの漁獲枠を巡り、2025年の国内配分案を公表した。都道府県が管理する沿岸漁業は、30キロ以上の大型魚が前年比71.3%増の2990.7トン、30キロ未満の小型魚が39.6%増の3066トンで、いずれも全国の漁獲枠が増える見通し。3日に閉幕した国際会議が増枠に合意したことを踏まえた。
大型魚は青森県が最大で685.8トン、小型魚は長崎県が最大で879.9トンを振り分ける。11日に開催する水産政策審議会分科会での審議を経て正式決定する見通し。
配分案は東京都内で開いた漁業関係者らとの意見交換会で示した。
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