5日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=149円台後半で取引された。  午後5時現在は前日比62銭円高ドル安の1ドル=149円77~79銭。ユーロは28銭円高ユーロ安の1ユーロ=157円77~81銭。  利上げに慎重とされる日銀の中村豊明審議委員が5日の記者会見で、データに基づいて利上げを判断するとの考えを示したことで、今後の利上げの可能性が意識された。円を買ってドルを売る動きが優勢だった。  市場では「米国の追加利下げ観測もドル売り円買い材料だった」(外為ブローカー)との声があった。

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