日本自動車輸入組合(JAIA)が5日発表した11月の輸入車販売台数(日本メーカー車除く)は、前年同月比9%減の1万8275台だった。11カ月連続で前年実績を下回った。電気自動車(EV)は4カ月ぶりに増え、輸入車全体の12%を占めた。独BMW傘下の小型車ブランド「ミニ」のEVなどが好調だった。
ブランド別にみると、独メルセデス・ベンツが5%増の4621台で首位だった。2位はBMWで3233台(41%増)、3位は独フォルクスワーゲンで1967台(33%減)となった。BMWの担当者は「新型車の受注が好調に推移している」とした。
EVは1%増の2195台で、シェアは前年同月から1.2ポイント増えた。ミニは3月に発売した「ミニクーパー」のEVモデルや6月に発売したEV「ミニエースマン」などの納車が進み輸入車全体のEV販売台数をけん引した。米テスラは国内での販売台数を公表していないが、同社が大半を占める「その他」の台数が54%増の522台だった。
乗用車の価格帯別では1000万円以上が11%増の3567台、400万円以上1000万円未満が5%減の1万1035台、400万円未満は36%減の2795台だった。
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