日産東京販売ホールディングス(HD)は4日、損害保険ジャパンなど株主3社が保有する日産東HD株を売り出すと発表した。売り出し株式数は合計1209万4800株で、発行済み株式総数(自己株式を除く)の約18%にあたる。4日終値(424円)で計算すると、51億円規模になる。
損保ジャパン、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険の3社が日産東HD株を売却する。売り出し価格は12月18日から20日までのいずれかの終値を基に決める。政策保有株の見直しや個人株主の増加を促すことなどを目的としている。需給動向に応じた追加売り出し(オーバーアロットメント)は181万4200株を上限とする。
同日、最大50億円の自社株買いも発表した。発行済み株式総数(同)の10.51%にあたる700万株を上限に、12月6日から17日にかけて取得する。売り出しによる需給悪化の影響の緩和や、資本効率の向上を図る。
日産東HDは東証スタンダード市場に上場。都内を中心に日産自動車の車両販売などを手掛ける。
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