第73回日経広告賞（2024年）の贈賞式が4日、東京都千代田区の東京会館で開かれ、農林水産省に大賞、大日本除虫菊、日本皮革産業連合会に最優秀賞が贈られた。審査対象になった作品の中から50点が受賞した。
大賞を受賞した農林水産省の広告は食と若者をテーマにした「ニッポンフードシフト」の一環で、日経をハブに地方紙と連動したキャンペーン。
日経では各地の大学生の活動を写真と短い解説で紹介し、QRコードを読み取ると地方紙の紙面、ウェブ記事を閲覧できる仕掛け。全面見開きのマクロな紙面からミクロな取材記事へ誘導するダイナミックなメディア展開が評価された。
審査委員長の嶋村和恵・早稲田大学商学学術院教授は「大賞、最優秀賞に選ばれた広告は新聞の特性、日経であることを十分に活用していた」と全体を講評した。農林水産省の渡辺毅事務次官は「（若い世代に食を）自分の課題として捉え、行動してもらうことが重要だと考えた」と述べた。
日経広告大賞、最優秀賞以外の主な受賞や各媒体の最高賞は以下の通り。
▽日経広告賞部門最優秀賞=イトーキ、パーソルホールディングス、エア・ウォーター、商工組合中央金庫、西松建設、味の素冷凍食品、第一興商、タカラトミー、大王海運、ポーラ、A.ランゲ&ゾーネ▽パーパス・ESG部門最優秀賞=プライドハウス東京▽環境大臣賞=サントリーホールディングス▽アニバーサリー部門最優秀賞=相鉄▽文化・スポーツ部門最優秀賞=丸紅▽日経・FTグローバル特別賞=日本ガイシ▽DE&I特別賞=エスエス製薬▽ソーシャルインパクト特別賞=日清製粉グループ本社▽日経産業新聞広告特別賞=アキレス▽日経ヴェリタス広告特別賞=ベイリー・ギフォード▽日経MJ広告賞大賞=理研ビタミン
すべての受賞作品など詳細をウェブサイト（https://marketing.nikkei.com/adawards/2024/index.html）に掲載
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日経MJ広告賞優秀賞と発表した「水産庁」は事業主体のジェイアール東日本企画の申し出により辞退となりました。
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