良品計画は4日、「無印良品」の店頭で回収した使用済み衣料からポリエステルなどの素材を再利用する取り組みを始めると発表した。帝人子会社の帝人フロンティアと実施する。使用する素材を統一したリサイクルしやすい衣料の開発やポリエステルの再資源化などを通じ循環型経済の構築を目指す。
良品計画は使用する素材を単一化してリサイクル時の分解、分離工程を省ける「易リサイクル商品設計」の商品群を拡大する。9月には生地や糸などにポリエステルを使用した「素材に還（かえ）るフリースカーディガン」などを発売している。
帝人フロンティアは分子レベルまで分解して素材を再利用する「ケミカルリサイクル」の独自技術を活用し、使用済みのポリエステル原料を再資源化を担う。
今後は新たなリサイクル商品の開発や、企業や地方自治体などとのコンソーシアムも立ち上げて実証実験などを実施する計画だ。
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