Z世代との協力について記者会見したJR貨物の犬飼新社長㊧(4日、東京都渋谷区)

JR貨物は4日、Z世代と協力してレールなどの廃材を新しい製品に作り替えるプロジェクトを始めると発表した。2025年秋冬の商品化を目指す。東京・渋谷などで販売し、若年層を中心とする一般消費者との接点を増やす。

ギャルを企業に送り込み、社内コミュニケーションや発想力を活性化させるCGOドットコム(東京・渋谷)と連携する。鉄道のレールやコンテナの内側に使われているベニヤ板、運転手の制服といった廃材の使い道をZ世代の若者らと考案した。

廃レールを再利用し、推しへの愛を伝える「重すぎるアクリルスタンド」や、ベニヤ板の廃材を使った「バイブス絵馬」などの案が出た。試作などを経て実際に売り出す商品を決める。

JR貨物は法人利用が中心で、一般消費者からの認知度が低いことが課題だった。JR貨物の犬飼新社長は「Z世代は消費に影響力を持ち、未来を担っていく世代」と話し、若い世代を理解することが今後の成長につながるとの見方を示した。

【関連記事】

  • ・JR貨物、大阪の基幹駅でコンテナ積み替え 24年問題対応
  • ・ファミマが鉄道輸送へシフト 24年問題で、CO2も排出減

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。