事業について説明するアクセンチュア日本法人の江川昌史社長(4日、東京都港区)

コンサルティング大手の米アクセンチュアの日本法人の江川昌史社長は4日、生成AI(人工知能)がビジネスに与える影響について「会社にいる全ての人の業務内容が変わる」と話した。生成AIが既存の業務の7〜8割を代替するようになり、リスキリング(学び直し)が一般的になると説明した。

東京都内で記者説明会を開いた。企業の営業や購買、生産管理の過程について「ロボットの中で完結する世界が、3年後くらいには普通になる」とした上で、「それぞれの企業が半自動くらいの状態で回っていく」と予想した。

同社は2024年3月にeラーニングを提供する米ユダシティを買収した。教材を自社のほか顧客企業にも提供してリスキリングの需要が増すことに備える。アクセンチュアでは全社員の8割にあたる60万人にAI教育を進めているという。

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