住友鉱山が保有する稼働済みの銅鉱山の権益は6件ある(同社が権益を持つチリのケブラダ・ブランカ銅鉱山)

住友金属鉱山は4日、英豪リオティントからオーストラリアの銅と金の事業権益30%を取得するための独占交渉を始めたと発表した。豪政府から関連の法規制の承認などを得たうえで2025年半ばまでに取得する見込み。取得金額は1億9500万ドル(約300億円)になる。加えて事業進捗に応じて30年以降に条件付き支払いが生じる可能性がある。

取得対象は西オーストラリア州ピルバラ地域のウィヌ銅・金プロジェクト。リオティントが17年に探鉱で発見し100%の権益を持つ。生産開始の時期は未定。このほか住友鉱山は銅やリチウムに関連してリオティントと戦略的パートナーシップを結んだ。

住友鉱山が保有する稼働済みの銅鉱山の権益は6件あり、23年度時点の年間の銅権益の生産量は20万9千トンだった。中長期的に30万トンを目標としている。

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