機械や金属関連の中小企業労働組合を中心に構成する「ものづくり産業労働組合(JAM)」は4日、2025年春闘の要求方針案を正式表明した。基本給を底上げするベースアップ(ベア)の要求水準を過去最高の「月額1万5000円以上」に設定。中小労組が多く加盟するJAMが高い賃上げ要求を掲げ、大企業との格差是正につなげたい考えだ。

東京都内で説明会を開いた安河内賢弘会長は、大手と中小の賃金格差が拡大していることについて「痛恨の極み」と強調。現場から「生活が苦しい」との声が上がっているとして、「中小が主役の春闘にしなければならない」と訴えた。

2025年春闘の要求方針案について説明する「ものづくり産業労働組合(JAM)」の安河内賢弘会長=4日午前、東京都港区

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