農林水産省で開かれた意見交換会には生産者や集荷団体、それに卸売業者などの担当者が出席しました。
ことしの新米は高値での取り引きが続いていて、10月の相対取引価格はすべての銘柄の平均で去年の同じ月より57%上昇し、2か月連続で過去最高を更新しています。
参加者からは「販売するコメを農家から集める業者間の競争が厳しい」などの意見が出て、今後、価格はさらに上昇する可能性があるとの見方も示されました。
また別の参加者からは「コメの生産を続けるための価格の上昇は消費者にとっては負担が増すことになる」として価格の上昇による消費の落ち込みを懸念する意見も出ていました。
農林水産省はことしの主食用のコメの収穫量は去年より18万トン余り増えると予想していて、年末を前にコメの価格に対する注目はしばらく続きそうです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。