東あられ本鋪のあられは浮世絵の包装が外国人に人気

飲食店検索サイトのぐるなびは2日、現役秘書の評価が高かった2024年の接待用手土産20選を発表した。インバウンド(訪日外国人)に手土産を渡す機会が増えたことから、だしやお茶漬け、ようかんなど日本ならではの食品や菓子が多く選ばれた。

ぐるなびは企業などで働く秘書が選んだ接待用手土産をウェブサイト「接待の手土産」に掲載している。2014年からオンラインアンケートを実施するなどして評価の高かった商品を「接待の手土産セレクション」として選出してきた。

2024年は日本らしいものが多く並び、3度目の選出となる「殿堂入り」には5品が選ばれた。飲食店などをてがける赤坂松葉屋(東京・港)の「赤坂料亭ごのみ詰合せ」(4860円)は、お茶漬けやゴマ豆腐など料亭の味を自宅で楽しめる。

初めて選出された東あられ本鋪(東京・墨田)の「冨嶽三十六景 撰 北斎一福」(5616円)は、あられの包装デザインに葛飾北斎の浮世絵を用いた。外国人に人気だという。

高級感やデザイン性、味、価格などが選出の基準になる。ぐるなびの中村千夏氏は「新型コロナウイルスの拡大を機に、個包装で見栄えの良い商品が人気を集めている」と述べた。

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