香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」は、積極的な経営改革を求める「アクティビスト」として知られ、11月19日時点で小林製薬の発行済み株式の7.54%を取得しています。

会社によりますと、オアシスから12月2日付けで、▽独立性が担保された弁護士が問題の再調査や検証を行ったり、▽新たに弁護士や医師出身の社外取締役3人を選任したりするための、臨時株主総会の開催を求める株主提案を受けたことを明らかにしました。

提案の中で、投資ファンド側は、創業家の小林一雅特別顧問が会長職を退いてもいまだに会社の会長室を使い続けていると指摘したうえで「経営陣は、創業家依存からの脱却を進める意思があるのか疑わしい。抜本的な改革を既存の経営陣のみに委ねられない」などと主張しているということです。

オンライン会見で小林製薬の木村孝行執行役員は「今後については、取締役会で適切に検討・対応していく」と述べました。

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