島津製作所は2日、大阪大学発の医療系スタートアップであるユー・メディコ(大阪府吹田市)に出資して、遺伝子治療薬の製造支援事業に本格参入すると発表した。ユー・メディコと連携し、製薬会社向けに細胞培養に使う培地や計測機器、データの一元管理システムなどを開発する。
ユー・メディコは抗体医薬品や遺伝子治療薬の医薬品開発業務受託機関(CRO)事業を手がける。島津製作所も製薬関連の液体分析装置などに力を入れており、23年からユー・メディコと共同研究を進めていた。資本関係を結ぶことで、さらに協業の成果を上げる考えだ。
島津製作所はバイオ医薬品の製造用装置を開発する米セプラジェン(カリフォルニア州)にも出資するなど、先端医療で新興企業との連携を広げている。
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