日本最大の原油処理能力があるENEOS水島製油所(岡山県倉敷市)

ENEOSは2日、国内最大の原油処理能力を持つ水島製油所(岡山県倉敷市)の工場について、報道機関向けに初の見学会を開催した。無駄を少なくして石油製品をつくる精製プロセスを案内した。約1200人の社員が働く地元への地域貢献活動についても積極的に発信する。

クッキーを販売する倉敷市立倉敷支援学校の生徒ら(2日、同市)

見学会は複数の桟橋に横付けする船や巨大な貯蔵タンクの視察から始まった。パイプラインを通じた原油や石油製品のやり取りについて紹介した。原油を蒸留して沸点の違いによって軽質ガソリンや灯油、軽油などに分ける「常圧蒸留装置」なども案内した。

昼食時、食堂には倉敷市立倉敷支援学校の生徒6人が手作りクッキーを販売するコーナーを設けた。社員を客として販売経験を積んでもらった。同製油所では社会貢献の取り組みとして地域との交流、次世代育成などを柱に掲げている。

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