全国生コンクリート工業組合連合会(東京・中央)がまとめた10月の全国の生コン出荷量は、前年同月比5.2%減の615万1484立方メートルだった。26カ月連続で前年を下回った。生コンを流し入れる工事を担う技術者の不足や、工事計画の見直しによる着工の遅れが響いた。
需要の7割を占める民需は同0.1%増えたが、官公需が同15.9%減と大きく落ち込み、全体を押し下げた。2024年度から始まった時間外労働規制で、工事時間が短くなっているのも影響した。
同連合会の斎藤昇一会長は「東京など大都市で出荷が停滞している。24年度は23年度実績を下回りそうだ」と予想する。
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