パナソニックホールディングス(HD)は2日、車載機器を手がけるパナソニックオートモーティブシステムズの全株式を、米大手投資ファンドのアポロ・グローバル・マネジメントのグループ会社が経営に携わる会社に譲渡する手続きが完了したと発表した。売却完了に伴いパナソニックHDの主要事業会社は7つから6つになった。

アポログループが投資助言するファンドが設立した新会社に、パナソニックオートの全株式を譲渡した。その上で、パナソニックHDが新会社の株式の20%を間接的に保有する形をとり引き続き経営に関わる。パナソニックオートの永易正吏社長は留任した。

株式の譲渡価額は明らかにしていない。パナソニックHDは4月、パナソニックオートの譲渡価額が簿価を下回るため、2025年3月期以降に約500億円の損失を計上すると発表した。現時点で見通しに変更はないとしている。

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