中国の何立峰副首相は27日に、首都 北京を訪れている関経連=関西経済連合会の松本正義会長など、関西の経済界の代表団と人民大会堂で会談しました。

代表団によりますと、会談で松本会長は「貿易や投資を通じて関西と中国は強固な経済関係を築いている」と述べたうえで、今後の関西の発展に向け、中国との関係強化が重要だと指摘しました。

そして、2025年に開かれる大阪・関西万博について「日中の人々や企業の活発な交流の実現に資するものだ」と述べ、中国から多くの人が訪れることに期待を示しました。

これに対し、何副首相は「日中両国がさまざまな課題を乗り越え学びあい、ウィンウィンの新しい発展を遂げることが大切だ」と述べたうえで、万博に政府の代表団を派遣するなど、全面的に協力する考えを示しました。

また、会談では、南部 深※センで日本人学校に通う児童が刃物で襲われ死亡した事件などを念頭に、代表団が日系企業の従業員と家族の安全確保を求めたのに対し、何副首相は「安全と安心は必ず守る」と表明したということです。

※「セン」は、「土」偏に「川」

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