パナソニックホールディングス(HD)などは27日、創業者の故松下幸之助氏の考え方などを再現する人工知能(AI)を開発したと発表した。理念継承が狙いで、生前の音声や発言集といった大量のデータをAIに学習させた。質問に対し「松下氏らしい回答」(担当者)が返ってくるという。
パナソニックHDによると、AIは社内の会議や講演で発言した48時間分の録音データや書籍「松下幸之助発言集」(PHP研究所)など200点以上の資料を読み込ませ、7カ月間かけて開発した。
孫でPHP研究所会長を務める松下正幸氏や研究者らにも検証を依頼。正幸氏は「怖いくらい似ていた」と驚いていたという。
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