ホンダは27日、2025年春から電動二輪車をインドで発売すると発表した。1回の充電あたりの航続距離は102キロメートルで、現地勢と同じ性能を確保した。インドは世界最大の二輪市場で、電動二輪の発売で成長を加速させる。
商品名は「ACTIVA e:(アクティバ イー)」。交換式のバッテリーは車両から取り外して、室内などで充電ができる。同時に発表した固定式バッテリーを載せた電動二輪「QC1(キューシーワン)」の航続距離は80キロになる。2機種とも価格は明らかにしなかった。
ホンダは23年度に電動二輪車の販売を計画していたが、現地での認証対応などで遅れていた。インド政府は30年に二輪販売の80%を電動化する目標を掲げている。23年の二輪販売に占める電動車の割合は6%で今後急拡大する見通し。
ホンダは40年代に二輪のガソリン車を廃止する方針を決めている。すでに日本や欧州、中国などで電動二輪を販売している。
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