AIによる自動運転支援も ”遅延ない情報送信”の技術開発進む

携帯電話大手のソフトバンクとアメリカの半導体大手エヌビディアが進めているのは、携帯電話の基地局にAI向けの半導体を搭載し、情報処理を行うシステムの開発です。

各地の基地局で情報を処理することで、遅延なく送信することができるとしています。

この技術は自動運転の分野での活用が見込まれていて、基地局のAIが指示を出して自動車の一時停止やう回の動作を支援する技術の実証実験を続けています。

エヌビディアでAIと通信の事業を担当するソーマ・ヴェラユサムさんは「コンピューターと顧客との距離を近づけることで、遅くならずに、安全なデータ通信ができ、新しいアプリケーションを生み出すことができる」と話していました。

また、NTTは光通信技術を活用した次世代の高速ネットワークを活用して、複数のデータセンターを結ぶ通信システムの開発を進めています。

こうした技術を活用して、生成AIの大量の情報処理に対応したいとしています。

AIによる情報処理をスムーズに行うためには、大量の情報を遅延なく送信できるかが課題の1つになっていて、各社の間で研究開発の動きが相次いでいます。