北陸電力は最適化AIを活用した石炭配船計画最適化システムを導入し、11月から運用開始した。

北陸電力は26日、発電所で使う石炭配送を円滑に進めるため海上輸送を人工知能(AI)で最適化するシステム「Optium(オプティウム)」を導入したと発表した。11月から運用を始めた。複雑な配船計画の策定業務を効率化し、より経済的な燃料調達を目指す。

同システムはAI開発のALGO ARTIS(アルゴ・アーティス、東京・港)が開発した。石炭の価格や運賃などのコストを最小化しつつ、船の動静や発電所の石炭消費状況に対応して最適な配船計画を自動で策定する。これまで担当者が担っていた計画修正などの業務を大幅に削減し、配船にかかる業務全体の生産性向上につなげる。

北陸電は新中期経営計画(2023〜27年度)で需給収支最大化に向けた取り組みを掲げており、今回の経済的な燃料調達の施策はその一環となる。

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