農林水産省の2024年度補正予算案の全容が26日、分かった。農地の集約化やスマート農業の導入を進め、コメの生産性向上を促す農地の大区画化の推進などに760億円を計上する。輸入依存の高い品目の生産拡大を進める施策も盛り込む。総額は8678億円となる。
水田を畑地化して麦や大豆の国内生産を拡大する取り組みや、農業機械と技術の導入などに1349億円を計上する。
生産コスト上昇の価格転嫁を進めるため、消費者の理解醸成や取引価格の調査などに6億円を充てる。物価高騰の影響により需要が低迷している和牛の対策として、食肉事業者の販売促進の後押しに170億円を措置する。
農林水産物・食品の輸出額を30年までに5兆円とする政府目標達成に向け、国内生産者と海外の販売事業者の連携や、大規模な輸出を手がける産地形成といった支援に295億円を盛り込む。
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