トヨタ自動車の中国合弁会社「一汽トヨタ」が、北京の営業拠点を閉鎖し、天津に集約する方向で調整していることが25日、分かった。中国で現地自動車メーカーとの競争が激化していることを受け、販売体制の合理化を進める。一方で中国市場を重要市場と位置付ける経営戦略は変えず、生産体制は縮小しない方針だ。今後も新商品を投入し、台数拡大を目指す。
中国では中国の大手EVメーカーの比亜迪(BYD)などが低価格のEVを武器に快進撃を続けており、日本メーカーは軒並み苦戦を強いられている。トヨタの24年9月中間連結決算は、中国事業の利益が、持ち分法適用会社による投資益も含めると前年同期より3割以上減少した。
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