生命保険大手4社の発表によりますと、本業のもうけにあたる「基礎利益」は
▽日本生命が前の年の同じ時期より36%増えて4866億円で、この時期としては過去最高となりました。
また
▽第一生命ホールディングスが41%増えて3062億円
▽明治安田生命が14%増えて2985億円で過去最高に
▽住友生命が37%増えて2050億円でした。
円安の影響で運用する外国の債券の利息や株式の配当金が円換算で増えたほか、好調な業績を背景に増配をする企業が相次いだため運用する国内株式の配当金も増えて基礎利益を押し上げました。
こうした中、一部の生保は一時払いや平準払いの保険で予定利率=利回りの引き上げに乗り出しています。
保険料が割安になり契約者の増加が見込める一方、財務には負担となるため、好調な業績を背景に今後各社がどう対応するのかが焦点となります。
日本生命の赤堀直樹取締役は25日の会見で「今国内では資産形成型の金融商品に関心が高まっているが、大事なことは保険ならではの特長を生かした商品をいかに早く提供するかだ」と述べました。
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