ヤマハは人工知能(AI)で自動車内の音響を利用者の好みや楽曲の特徴に応じて最適に調整する新技術を開発した。現在開発中の新たな車載用音響機器に搭載し、国内外の自動車メーカーに売り込む。早ければ2025年にも量産を始める。

新技術「Music:AI」は楽器や音響機器の開発などで培ったノウハウをベースに開発した。車の電動化や自動運転技術の進展などに伴い、「車内空間は多彩な音響エンターテインメントを楽しむ『セカンドリビング』へと進化している。新技術でこれまでにない音楽体験を提案していく」(同社)。

同社の車載音響システムは上海汽車集団など中国メーカーの高級車を中心に採用が進んでいる。現在は国内外5社15車種に搭載されている。

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