ヤマハは駅構内のアナウンスを多言語で文字表示する「みえるアナウンス」を東京メトロに提供する。171駅を対象に2025年4月以降順次導入する予定。同年11月から東京都を中心に開かれる聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」を前に、情報提供の体制づくりを進める。
24年1月からの試験期間を経て、10月31日に本導入を発表した。駅構内に設置された専用のパネルにスマートフォンをかざすかQRコードを読み込むと、放送されたアナウンスが文字で表示される。日本語のほか英語や中国語、韓国語に対応している。導入費の一部は、東京都の「鉄道駅におけるユニバーサルコミュニケーションシステム整備事業費補助金」を活用する予定。
ヤマハは17年、外国人や聴覚障害者などへの情報伝達をスムーズにする「音のユニバーサルデザイン」の普及へ「SoundUD推進コンソーシアム」を設立。東京メトロのほか、東海道新幹線の車内サービスなどでも同様の技術を提供している。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。