徳島県はJR徳島駅を中心とした鉄道の高架化計画について、事業費が約850億円になるとの概算を発表した。区間は4.2キロメートルで、工期は13年を見込む。従来計画より区間は0.5キロメートル短く、工期も4年短くなるが、事業費は50億円増えると試算した。着工前の手続きに3、4年はかかるという。
鉄道の高架化は、後藤田正純知事が打ち出した徳島市中心部のまちづくり構想の主要事業の一つ。JR徳島駅北口の車両基地を市文化センター跡地に移す計画と一体で進める。車両基地を市南部の郊外に移設する従来案を見直した。
整備区間は徳島駅の西側から、3駅先の文化の森駅の手前まで。事業費の負担は県と市がそれぞれ約180億円で、従来計画より10億円ずつ増える。JR四国の負担は約60億円で従来と同じ。残りの430億円は国の補助金を想定している。
県は新たな計画を11月末に始まる県議会で説明し、徳島市やJR四国との調整を進めたい考えだ。
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