高級食品スーパーの「紀ノ国屋」(東京・新宿)が20日、仙台三越(仙台市)の本館地下1階に店舗をオープンした。紀ノ国屋が東北地方に出店するのは初めて。仙台での出店を弾みに、東北での出店拡大を視野に入れる。
店舗面積は約10平方メートルで、仙台三越のスイーツパーク内に出店した。パンや菓子、雑貨などおよそ300商品を店頭に並べた。
看板商品のアップルパイ(1080円)のほか、仙台三越店限定で牛タンやずんだ餅などが描かれたトートバッグ(1650円)や仙台藩主の伊達政宗をデザインした保冷バッグ(5500円)なども販売する。
20日は開店前から約120人の行列ができた。紀ノ国屋の富田勝己社長は「仙台店は店舗面積が最も小さい店舗だ。季節限定の商品を投入するなど工夫を凝らし、客に飽きられない店舗空間を演出する。機会があれば東北地方で出店を拡大させたい」と話した。
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