財務省が20日発表した10月の貿易統計(速報、通関ベース)は輸出から輸入を差し引いた貿易収支が4612億円の赤字だった。赤字は4カ月連続。半導体等製造装置の輸出が伸びた一方、電算機類などの輸入が増えた。輸出額は比較可能な1979年以降で10月としては過去最大だった。
輸出は前年同月比3.1%増の9兆4267億円となった。増加は2カ月ぶり。輸入は0.4%増の9兆8879億円となり、7カ月連続で伸びた。輸入額は10月として過去2番目の大きさとなった。
外国為替レートの平均は前年同月と比べ約3円の円高ドル安となる1ドル=145円87銭だった。
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