農林水産省は19日、コメの出荷団体と卸売業者が売買する際の価格を示す「相対取引価格」で、2024年産米の10月の全銘柄平均が玄米60キロ当たり2万3820円だったと発表した。年平均で過去最高だった1993年の大凶作「平成の米騒動」を超えて高値圏が続いた。業者間取引の値上がりは店頭価格に影響する。「新米が出回れば価格は下がる」としていた政府の見通しは外れ、高止まりが続く可能性も出てきた。
10月は前年同月と比べ57%の上昇。31年ぶりの高値を付けた前月からは1120円上がった。データの発表元が異なるが、93年は冷夏の影響で年平均が2万3607円だった。
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